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【岡山市のお客様】額修復の事例とサービス内容をご紹介します

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岡山市のお客様より、額修復のご依頼をいただきました。当初、お客様は「大阪府豊中市にある会社なので、遠方から依頼しても対応してもらえるのだろうか?」とご心配されていました。 しかし、当社は岡山のJA様と取引があり、頻繁に訪問していることをご説明。また、訪問&見積もりが無料であること、さらには取り付けまで無料で対応させていただくことをお伝えすると、安心してお申し込みいただけました。 「当社のサービス内容について」 弊社では、 掛け軸や額の修理・修復 を専門に行っております。特に、事務所のある大阪近隣や提携JAがある地域では、訪問費用・見積費用・取り付け費用は無料で対応させて頂いております。     「対象地域 」 :大阪・京都・奈良・滋賀・三重・岡山・鳥取・徳島       ※その他の地区も郵送にてご対応しております。 お客様に負担を感じさせることなく、安心して修理をご依頼いただけるよう努めています。 「掛け軸や額の修理に関するよくあるご質問」 Q. 岡山県以外でも修理を依頼できますか? A. 大阪の豊中市を拠点に全国対応しております。一部の地域では提携JAとの連携により訪問費用を無料としていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。 Q. 修理可能な対象物は? A. 掛け軸、屏風、額、衝立など、幅広い美術品の修復に対応しています。詳細はホームページでご確認いただけます。 「掛け軸・額の修理はサンコー商事へ!」 当社はこれまで数多くの修理事例を手掛けてきました。掛け軸や額の修理は、専門知識と熟練の技術が求められる繊細な作業です。お客様の大切な品を心を込めて修復し、美しい状態でお返しします。 岡山県やその他の地域で「掛軸 修理」「掛軸 修復」「額の修理」をご検討中の方へ お気軽にお問い合わせください。詳細はこちらからご覧いただけます: 掛軸修理の詳細・お問い合わせはこちら

西国三十三所掛け軸表装:各宗派の裂地で特別な仕上げを

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  西国や四国に代表される 霊場巡り で集めた御朱印を、美しい掛け軸として表装しませんか?今回は、 天台真盛宗 の裂地を使用した特別な表装をご紹介します。 「霊場巡りの掛け軸表装には3つのスタイルがあります」 蓮華表装 蓮華は汚い水からでも綺麗な花を咲かすことから、仏事事と切っても切れない花です。蓮華を金糸で表現し、金糸の素材によって価格が変わります。 緞子表装 着物の帯と同じ「緞子」を使った上品な仕上がりが特徴です。 宗派裂地の表装 ご家庭に家紋があるように、各宗派にも紋があります。各宗派の紋を使う特別な表装です。 「天台真盛宗の裂地でお仕立て」 今回の表装では、天台真盛宗の伝統的な裂地を使用しました。この裂地は、歴史的な深みと宗派特有の意匠を持ち、掛け軸全体に趣を与えます。 天台宗の他にも、以下の宗派に対応した裂地をご用意しております。 浄土宗 浄土真宗(西本願寺・東本願寺・高田派) 臨済宗 真言宗 真言密教 各宗派ごとのご要望に合わせて対応可能です。 「全国対応の掛け軸表装サービス」 サンコー商事では、遠方の方でもお気軽にご利用いただける 全国対応 の表装サービスを提供しております。朱印軸の図柄や色目に合わせて、最適なプランをご提案いたします 「ご相談はお気軽に」 西国霊場巡りや四国八十八ヶ所巡りを終えた後の御朱印の保管にお困りの方、掛け軸として表装して大切に保存しませんか? 掛け軸表装に関することなら、どんなことでもお気軽にご相談ください。経験豊富な職人が、心を込めてお手伝いさせていただきます。 詳細はこちらから https://www.sanko-shoji.net/hyoso.html

親子虎の掛軸修復と、掛軸に込められた物語

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  こんにちは、サンコー商事です。 今回は、親子の虎が描かれた掛軸の修理をご依頼いただきました。 虎の絵には古くから、家を守り、災難を振り払う守護の意味が込められています。力強い虎の姿は、生命力そのものであり、その力強さは多くの人々の心に畏敬の念を与えてきました。 「無事長久を祈って」「家族の健康を願って」「寅年生まれの守護として」、あるいは「某球団の勝利祈願に」とさまざまな思いを託して虎の掛軸を飾られる方も多いですね。 今回修復させていただいた掛軸には、親と子の虎が描かれており、親子の愛情の深さも感じられる作品でした。日本画や掛軸には、こうした深い意味や願いが込められていることが多く、それが一層、見る者の心を引きつけるのだと思います。 もしご自宅に掛軸があるなら、ぜひ改めてじっくりと眺めてみてください。きっとそこにも、ご先祖様や家族の願いや思いが込められているかもしれません。 さて、私も時々展示会などで掛軸の話をすると、つい話が長くなってしまいます。「掛軸の深さや魅力を知ってほしい!」という一心で、ついつい熱が入ってしまうのです。ただ、その中でふと思うのが「私の説明が、お客様の自由な解釈を妨げてしまっていないだろうか?」ということです。 本当は、絵の感じ方や見方は人それぞれであり、あえて私から多くを語らず、お客様ご自身が感じるままに楽しんでいただくのが一番だと分かってはいるのですが、掛軸の価値が伝わらず「古臭いだけ」と思われるのもまた怖くて、つい話しすぎてしまうのです。 このブログを読んでいただいている皆様には、私がついおしゃべりしてしまうのもそんな理由だとご理解いただけると幸いです。そして、もしお会いする機会がありましたら、「もうわかったからちょっと黙っとれ」と、遠慮なくお声かけください(笑)。 では、またどこかの展示会でお会いできるのを楽しみにしています。 2024年の展示会スケジュール 11/15-16 兵庫県小野市 JA兵庫みらい 小野営農生活センター 11/16-17 三重県いなべ市 JAみえきた いなべ総合センター 11/19 滋賀県草津市 JAレーク滋賀 草津老上支店 11/20 滋賀県草津市 JAレーク滋賀 草津支店 11/20 三重県四日市市 JAみえきた 川越支店 11/21 三重県四日市市 JAみえきた 羽津支店 11

本の紹介:『表装上達レッスン 掛軸 作品の魅力を引き立てるコツ』

  本の紹介:『表装上達レッスン 掛軸 作品の魅力を引き立てるコツ』 https://www.mates-publishing.co.jp/archives/24465 いつも大変お世話になっております、サンコー商事です!初めての試みとなりますが、書籍のご紹介と、私なりに思ったことをまとめてみました。この本は掛軸表装に関する技術書です。そのため、一般の方には少し専門的かもしれませんが、押し花や写真、ポストカードなど、さまざまなものを掛軸にできるということを知っていただきたく、紹介させていただきます。 感想 この本を手に取った理由は、表具技術全般について再確認すること。特に自社のやり方を見直すべき点がないか確認するためでした。伝統を守りつつも、常に変化と革新が求められることを改めて感じました。 特に心に響いたのは、“床の間=掛軸”という固定観念からの脱却が求められているという点です。現代の住宅事情では床の間が減少しており、その中で新しい掛軸のあり方を模索する必要があります。昔ながらの伝統を大切にしつつも、洋間などの床の間のない家庭でも飾れる掛け軸を作り出すことが、今後の表具業界にとって重要な課題だと感じました。 また、掛け軸が持つ本来の意味―心の安らぎや家族の健康、成長を祈るという想い―が時代とともに薄れつつあるように感じます。掛け軸は単なる装飾品ではありません。心を込めて飾り、その背後にある深い文化や意味を感じ取ること。この、目的を持って美術品を飾る文化を、現代の住宅環境にも合う形で伝統を守り続けることが重要だと感じました。 今後の展望 サンコー商事は「美術で人を繋ぎ、文化を伝承する」という理念のもとに活動しています。床の間が減少しても、掛軸を飾る文化をしっかりと次の世代に伝えていきたい。そこで、私たちにできることは何か?新しいスタイルの掛軸を生み出すことが必要だと痛感しました。また、掛軸そのものの面白さや奥深さをより多くの人々に伝えていくことが、今後の課題です。今後、サンコー商事の商品やサービスにこの知見を活かしてまいりますので、どうぞご期待ください。

修理事例「天照皇大神」:太陽の神様を守るための手仕事

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「お客様からのご依頼と天照皇大神の掛軸の由来」 近年、多くのお客様から「天照皇大神の掛軸の修理」をご依頼いただいております。天照皇大神は、太陽を司る神として、日本の神道の中でも最も重要な神様の一柱です。新年のお祝いや、豊作を祈念して飾られることが多い掛軸です。 「修理作業の流れとサンコー商事のこだわり」 今回、私たちが手がけた天照の掛軸の修理内容をご紹介します。 掛軸表具の剥がし まず、掛軸の表具を丁寧に剥がします。表具は掛軸の美しさだけでなく、保護にも重要な役割を果たします。 本紙の洗いとシミ抜き 本紙は、長年の使用で汚れやシミがついていることがあります。そのため、墨が落ちないように慎重に複数回洗浄を行い、シミを丁寧に取り除きます。この作業は時間をかけて行い、色あせや傷みがないように配慮します。 新しい表具の貼り付け 洗浄が完了した後は、掛軸の新たな表具を貼り付けます。表具は掛軸の強度や美しさに大きく影響するため、職人の手仕事でしっかりと仕上げます。 桐箱の手配 掛軸を保護し、長期間美しい状態で保存できるように、桐箱を手配しました。掛軸の寸法に合わせて手配致します。 「 お客様の喜びの声」  修理が完了し、無事にお客様にお届けしたところ、大変ご満足いただきました。「早速飾ります!」というお言葉をいただき、私たちもとても嬉しく感じました。  天照皇大神の掛軸は、ただの宗教的なシンボルではなく、家族にとって大切な存在です。お客様がその価値を再認識し、さらに愛用していただけることが何よりの喜びです。

企画品:小林太玄氏による「絆」とオーダーメイドパターン

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  絆の力—小林太玄による「絆」一文字書 「絆」。2011年に「今年の一文字」に選ばれ、多くの人々の心に深く刻まれました。この年、日本は東日本大震災という未曾有の災害に直面し、多くの人が困難を乗り越えるために助け合い、支え合う姿が見られました。その象徴とも言える「絆」という文字は、人と人の結びつきの強さを改めて教えてくれます。 今回ご紹介するのは、臨済宗大徳寺の高僧・小林太玄氏による一文字書「絆」です。太玄氏の力強い筆運びからは、ただの言葉以上に深い意味が伝わってきます。現代における「分断」が2011年よりも進んでいる今だからこそ、「絆」という言葉はさらに重みを増しています。この一文字書は、私たちに「絆」の本質を再認識させてくれる特別な作品です。 額装品:「絆」 サイズ(約):51×40cm 価格:¥96,800-(税込) 商品の詳細はこちら https://sankoshoji.base.shop/items/93137960 「オプション」 絶えない「笑」、重んじる「和」、未来へつながる「夢」… あなたが大切にしている一文字は何でしょうか?その一文字には、あなたの人生や信念が込められているかもしれません。そんな特別な一文字を、 小林太玄氏の卓越した筆致 で表現してみませんか? オーダーメイドで あなただけのオリジナル作品 を特注できます。家族の絆や日々の信条を、形にして残す特別なアートとしてお楽しみいただけます。 あなただけの「一文字」を共に作り上げましょう。 お問い合わせはお気軽に。 Mail:otoiawase@sanko-shoji.net TEL;06-6336-5666(平日9:00〜17:30)

刀剣研ぎのご注文を承りました

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  日本刀の研磨および白鞘の制作を承っております。 代々受け継がれてきた日本刀は、 持ち主やそのご家族の生命・財産を守る存在として大切にされています。 研磨や保存のためのご相談承りますので、お気軽にご相談ください。 ※日本刀の所有・研磨には「登録」が必要です。