四国八十八ヶ所巡礼について
コロナ禍で減少していた西国三十三ヶ所や四国八十八ヶ所巡礼の旅も、最近では再び活気を取り戻しています。私たちの仕事でも、巡礼に関する物品や表装のご依頼が増えており、皆様には心より感謝申し上げます。
今回は、四国八十八ヶ所巡礼、通称「お遍路さん」についてご紹介します。
四国八十八ヶ所巡礼とは?
四国八十八ヶ所は、真言宗の開祖である弘法大師・空海にゆかりのある88の寺院からなる霊場です。四国4県(徳島・高知・愛媛・香川)に点在し、巡礼を終えた後には高野山奥之院へお礼参りをするのが一般的です。
余談ですが、弘法大師は今も高野山奥之院で「入定」されており、現在も修行を続けていると信じられています。88の寺院を巡り終えたら、ぜひ高野山の弘法大師に満願のお礼を伝えましょう。
宗派について
四国八十八ヶ所は弘法大師ゆかりの霊場であるため、真言宗の寺院が多いですが、臨済宗・曹洞宗・天台宗などの寺院も含まれています。したがって、真言宗以外の方でも問題なくお参りすることができます。
朱印軸についても、弘法大師が描かれたもの以外に、浄土宗や浄土真宗の方でもお参りしやすいデザインのものがございます。
巡礼の必須アイテム
四国八十八ヶ所霊場会が「必須」としている持ち物は以下の3つです。
白衣(びゃくえ):巡礼者の正装。以前は全身白装束が主流でしたが、現在は白衣を羽織る形が一般的です。
輪袈裟(わげさ):お坊さんの袈裟を簡略化したもので、首からかけるものです。
金剛杖(こんごうづえ):弘法大師そのものを象徴するとされ、旅の道中、常に弘法大師とともにあることを表します。
あると便利な持ち物
巡礼には、以下のような持ち物も準備しておくと安心です。
ライター(重要!):他人から火を借りると災難を呼ぶとされているため、必ず自分のものを持参しましょう。
蝋燭(ろうそく)・線香:各お寺でお供えします。
勤行次第(ごんぎょうしだい):お経を読む際に使用します。
朱印グッズ:御朱印帳や朱印軸など、巡礼の記録として大切です。
まとめ
四国八十八ヶ所巡礼には険しい道のりもあります。特に、大阪・阪神地区から巡礼を考えている方にとって、愛媛や高知の九州側は遠方で寺院の数も少なく、移動が大変かもしれません。しかし、その分、巡礼を終えたときの達成感や感動は格別です。
この情報が皆様の巡礼の一助となれば幸いです。
また、お遍路グッズや表装についてお困りの際は、ぜひサンコー商事までお気軽にご相談ください。
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