刀剣研ぎのご注文を承りました リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 9月 03, 2024 日本刀の研磨および白鞘の制作を承っております。代々受け継がれてきた日本刀は、持ち主やそのご家族の生命・財産を守る存在として大切にされています。研磨や保存のためのご相談承りますので、お気軽にご相談ください。※日本刀の所有・研磨には「登録」が必要です。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
親子虎の掛軸修復と、掛軸に込められた物語 11月 14, 2024 こんにちは、サンコー商事です。 今回は、親子の虎が描かれた掛軸の修理をご依頼いただきました。 虎の絵には古くから、家を守り、災難を振り払う守護の意味が込められています。力強い虎の姿は、生命力そのものであり、その力強さは多くの人々の心に畏敬の念を与えてきました。 「無事長久を祈って」「家族の健康を願って」「寅年生まれの守護として」、あるいは「某球団の勝利祈願に」とさまざまな思いを託して虎の掛軸を飾られる方も多いですね。 今回修復させていただいた掛軸には、親と子の虎が描かれており、親子の愛情の深さも感じられる作品でした。日本画や掛軸には、こうした深い意味や願いが込められていることが多く、それが一層、見る者の心を引きつけるのだと思います。 もしご自宅に掛軸があるなら、ぜひ改めてじっくりと眺めてみてください。きっとそこにも、ご先祖様や家族の願いや思いが込められているかもしれません。 さて、私も時々展示会などで掛軸の話をすると、つい話が長くなってしまいます。「掛軸の深さや魅力を知ってほしい!」という一心で、ついつい熱が入ってしまうのです。ただ、その中でふと思うのが「私の説明が、お客様の自由な解釈を妨げてしまっていないだろうか?」ということです。 本当は、絵の感じ方や見方は人それぞれであり、あえて私から多くを語らず、お客様ご自身が感じるままに楽しんでいただくのが一番だと分かってはいるのですが、掛軸の価値が伝わらず「古臭いだけ」と思われるのもまた怖くて、つい話しすぎてしまうのです。 このブログを読んでいただいている皆様には、私がついおしゃべりしてしまうのもそんな理由だとご理解いただけると幸いです。そして、もしお会いする機会がありましたら、「もうわかったからちょっと黙っとれ」と、遠慮なくお声かけください(笑)。 では、またどこかの展示会でお会いできるのを楽しみにしています。 2024年の展示会スケジュール 11/15-16 兵庫県小野市 JA兵庫みらい 小野営農生活センター 11/16-17 三重県いなべ市 JAみえきた いなべ総合センター 11/19 滋賀県草津市 JAレーク滋賀 草津老上支店 11/20 滋賀県草津市 JAレーク滋賀 草津支店 11/20 三重県四日市市 JAみえきた 川越支店 11/21 三重県四日市市 JAみえきた 羽津支... 続きを読む
尺八横の掛軸について 1月 29, 2025 皆さん、掛軸といえばどんなサイズをイメージされますか? 恐らく多くの方が思い浮かべるのは、「尺五立(しゃくごたて)」と呼ばれるサイズではないでしょうか。 「尺五立」は、掛軸の軸先(巻く部分)を除いた幅が約54.5cm前後、丈が180~200cmくらいのものを指します。実は、サンコー商事のお客様がお求めになる掛軸の9割以上がこの「尺五立」です。掛軸らしい縦長の構図が多くの方に愛されている理由かもしれませんね。 一方で、あまり知られていない掛軸のサイズに「尺八横(しゃくはちよこ)」というものがあります。幅は約72cm前後、丈は130~150cmほどと横長の掛軸です。この「尺八横」は実は少し地味な存在で、縦構図の「尺五立」に比べて人気は控えめ。しかし、意外にも多用途で便利なサイズなんですよ! 尺八横の魅力とは? この横長サイズの最大の特徴は「丈が短い」こと。 そのため、小さめの雛人形や兜、鎧などを飾っても本紙に重ならず、背景としてぴったりなんです。空間を広く感じさせる横長のデザインは、現代の住空間にも意外と馴染みます。 さらに、長年使用した後に「額装に変更したい」というお客様もいらっしゃいますが、「尺八横」のサイズは額縁へのリメイクも比較的スムーズです。使用用途が広がるこのサイズ、実はとても使い勝手が良いんですよ。 2025年は「尺八横」に挑戦してみませんか? 今年、新しい掛軸の魅力を発見してみませんか?普段とは少し異なる「尺八横」を取り入れて、空間の雰囲気を変えるのも面白いかもしれません。 写真や飾り方のアイデアなどもお気軽にご相談ください! 掛軸一覧は、公式サイトでご覧いただけます。ぜひ一度覗いてみてくださいね。 👉 サンコー商事 掛軸一覧ページ #掛軸のある暮らし #尺八横掛軸 #サンコー商事 #日本文化の魅力 続きを読む
襖絵修復のご依頼と納品について 6月 30, 2024 お客様より襖絵の修復をご依頼いただき、無事に納めさせていただきました。 今回の作業内容としては、以下のような工程を経て修復を行いました。 襖絵の剥がし作業 :まず、襖絵を丁寧に剥がしました。古い接着剤や汚れを取り除くため、この作業は非常に繊細な手作業が求められます。 クリーニング :剥がした襖絵を洗浄し、長年の汚れやシミを取り除きました。これにより、襖絵の本来の美しさが蘇りました。 貼り直し :クリーニング後、襖絵を再び貼り直しました。この工程では、襖絵がしっかりと固定されるよう、職人の技術と伝統的な手法を組み合わせて行いました。 鳥の子紙の新調 :襖絵の周りの鳥の子紙も新調し、全体的な仕上がりを整えました。 お客様には出来栄えに大変満足していただき、弊社のホームページへの記載も快くご了承いただきました。 襖絵や屏風、掛軸や額といった美術品は、その家の出来事を長い年月にわたって見守り続けてきた大切な存在です。これらの美術品が朽ちる前に、ぜひ修復をご検討ください。 長い歴史と共にある美術品を次の世代へと受け継ぐため、私たちが全力でお手伝いいたします。 ※ 取手の位置が異なるのは画像加工のためです。 続きを読む
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