鳥取市で「鶴」の掛軸を修理しました
先日、鳥取市のお客様から「鶴」を描いた掛軸の修理をご依頼いただきました。
「鶴」といえば、千年生きるとされる長寿の象徴であり、非常に縁起の良い図柄です。
このような素晴らしい掛軸を次の世代にも残すお手伝いができるのは、私たちにとっても大変光栄なことです。修理後、お客様に喜んでいただけたのが何より嬉しかったです!
さて、今回は「祝い事の掛軸」を修理させていただいたので、掛軸にまつわるちょっとしたうんちくをお話しします。
掛軸は3幅そろえると良い
掛け軸には「年掛け」「仏事掛け」「祝い掛け」の3種類があり(他にも季節や節句に応じて掛ける掛け軸もあります)、この3幅を持つことが理想的だと言われています。さらに、掛け軸はおよそ4ヶ月ごとに掛け替えるのが望ましいとされているのをご存じですか?
和紙や絹の本紙部分、そして表具の裂地が長期間そのままだと伸びきってしまうため、定期的に掛け替えをすることで、掛軸の状態を保つことができるのです。この習慣を考慮すると、ちょうど3幅をローテーションするのが理にかなっているんですね。
掛け替えのスケジュール例
以下は掛軸を3幅で使う場合のおすすめスケジュールです:
- 1月:祝い掛け(新年・お正月)
- 2月:年掛け
- 3月:仏事掛け(お彼岸)
- 4~7月:年掛け
- 8・9月:仏事掛け(お盆・お彼岸)
- 10~12月:年掛け
こうして掛け替えることで、掛け軸を常に新鮮な状態で楽しむことができます。
掛けっぱなし・しまいっぱなしはNG!
掛け軸は、掛けっぱなしやしまいっぱなしにすると劣化が進む原因になります。
この機会に、お手持ちの掛け軸を点検してみてはいかがでしょうか?
足りない掛軸や修理が必要な掛軸がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください!
サンコー商事では、表具職人の手仕事で大切な掛け軸を丁寧に修理・表装いたします。
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