掛軸の意味を考えてみませんか?
こちらの掛軸をご覧ください。月が出て、その下には南天と福寿草が描かれています。そして、南天の木には二匹のウサギが寄り添っています。この掛軸、大好きなんです、わたし。
まず月。月は「ツキを呼び込むもの」として、運気を上げる象徴とされています。古くから、月は幸運や希望をもたらす存在として描かれてきました。
次に南天。南天は「難を転じる」とされています。災いを避け、困難を乗り越える力を象徴しています。私たちの生活の中で、幸運や安泰を祈る意味で好まれてきました。
そして、ウサギ。ウサギは前にしか進まない動物とされ、目標に向かって進む力強さを象徴しています。もちろん、これは日本画の中での話であって、実際のウサギの生態については詳しくは知りませんが(笑)。
掛軸を見ると、ツキを呼び込み、難を転じ、前に進む力をもらえる気がします。また、二匹のウサギが寄り添っている様子は、夫婦が共に前に進むという意味にも取れます。そんな風に掛軸を見ながら、色々と想像を膨らませるのも楽しいですね。
もちろん、掛軸や美術品の見方は人それぞれです。見る人によって意味が違っても全く問題ありません。それでも、少しこのような蘊蓄を聞くことで、掛軸への興味が湧いてくるのではないでしょうか?
お家にある掛軸や絵画を見ながら、「どんな意味が込められているんだろう?」と考えてみるのも面白いかもしれません。ぜひ、そんな目で美術品を眺めてみてください。
そして、もし掛軸や絵画についてもっと知りたい方がいれば、大阪府豊中市のサンコー商事までお気軽にご相談ください。近畿圏内の方には、ご自宅に掛軸をお持ちして、実物をご覧いただくこともできますよ!
お問い合わせはHPから。お気軽にお声がけください。
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